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  • 執筆者の写真吉見 敦司

トマトの定植を始めました。


2016年5月10日

鉢上げから40~45日ほどの育苗期間を経て、先週からトマトの定植を始めました。今年はいつもより2週間ほど遅れました。遅れた理由は天候などではなくて、育苗をじっくり時間をかけて行った結果です。

今年は、「強い根を張らせる」ことをテーマに、いろいろな角度からでトマトの栽培のあり方を見直しています。その第一弾として、育苗培土を自分で作りました。育苗で失敗すると取り返しがつかないので今まで怖くてできなかったのですが、市販の培土は肥料分(N)が多すぎると感じていて、昨年試験をして、今年は思い切って本格的にやりました。 肥料も水も少ない厳しい環境で育てれば強い根が張る、そういう体質の苗は栽培後半まで馬力がある、はずです。

苗の写真は、市販の育苗培土と自家製の培土での比較です。どちらがいい苗に見えますか?自家製培土の苗は、色も薄く茎も細く、通常の苗の2/3ほどの大きさで、今までの感覚だととても貧相に見えます。ホームセンターに売ってたら誰も買わないでしょうね。

今までは定植前に植え穴にたっぷり潅水していたのですが、それも止めてみました。先週は暑い日が多くハウスの中は30度超えだったので心配でしたが、定植後、自家製培土の苗は全くしおれることがなくて驚きました。

ただ、育苗で2週間遅れると、その分収穫も遅れるわけで、収益は下がります。収益は確保したい、安定した経営をしたいという気持ちと、もっといいものを作りたい、そのために今までと違う技術にチャレンジしたいという気持ちに、いつも挟まれ続けています。今年も、期待と不安がいっぱいの栽培スタートです。



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